技法 | 油彩、接着剤、樹脂、板 |
サイン | 裏面にサイン、年代 |
額 | 額装 |
サイズ | 15.0×15.0 cm |
制作年 | 1966 |
元永定正の紹介により1965年から具体美術協会の会員となった小野田實が翌1966年に描いたグループ所属時代の希少な作品。
60年代には自身の作品を「繁殖芸術」と名付け、接着剤を使用し、色とサイズの異なる無数のマルで画面を覆いつくした。本作品もその一つである。
70年代には正方形のキャンバスの中央にマルを置いたシンプルな構図で大量生産・大量消費時代を表した。
「具体」の再評価とともに、小野田の作品は国際的に受け入れられイギリスのテート・モダンをはじめ各国の美術館が購入している。